52歳・53歳・54歳・55歳の看護師 年収よりも体調管理

52歳・53歳・54歳・55歳の看護師は年収について
アップを考えるよりも下がらないことを考える方が良いですね。
この年代は時間外手当や夜勤手当などの変動給が少なくなっています。
体力的にきつくなり、夜勤なしの勤務形態に変更してもらう看護師も
多いのではないでしょうか。

病院では施設などを運営しているケースも多く、
そういった職場に転属している看護師も増えています。
高齢社会が進んでいく中で、施設や訪問看護などの需要が高まっています。

こういった職種では、若い看護師よりも、
経験豊富なベテラン看護師の方が重宝される傾向にあります。
自分の能力を活かせる職場で仕事をすると、
比較的高い年収を維持することが可能です。

この年代の給与に関しては、前の年代とほとんど変わりません。
月給が約367,000円、その中の夜勤手当、残業手当などの変動給が約40,000円です。
しかし、年収として下がっている看護師も当然多くなっており、
あくまで平均値として見ることが大切です。

52歳・53歳・54歳・55歳の看護師は年収よりも体調管理に力を入れることが大切です。
体調を崩してしまうと、いくら経験があっても仕事ができなくなってしまいます。
また、50代で体調を崩すとなかなか治りません。
場合によっては完治しない病気や怪我なども増えてきますので、
まずは体調管理という意識を持つようにしましょう。

50代になると、更年期障害に苦しむ看護師も多くなります。
そして、場合によってはうつ病などの精神疾患と一緒になって、
かなり重い症状になっている看護師もいます。
もともと看護師という仕事自体が、肉体的にも精神的にも
きつい仕事であることは間違いありません。
20代の看護師でも精神疾患にかかる看護師は多いです。

体力的な衰え、第一線で仕事をすることに
不安を覚えることで、精神的に不安定になってしまうのです。
そういった中で厳しい環境に身を置いてしまうと、
より一層精神的に追い込まれてしまいますので、注意が必要です。

52歳・53歳・54歳・55歳の看護師が年収アップを
考えるのであれば、最も現実的なのは施設関係か訪問看護です。
こういった職場に関しては経験があることがプラスに働きますので、
年収アップする可能性が十分にあります。

今までの経験にもよりますが、訪問看護ステーションの
管理者などになると年収で600万以上になる可能性もあります。
50代には50代の働き方で、年収アップを目指せばいいのです。

病院での勤務の場合は、管理職以外は難しいのが現状です。
認定看護師や専門看護師を取得しているのであれば、そういった資格を
活かせる職場で働くことで、年収アップに繋がる可能性があります。
肉体労働では若い看護師に勝てませんので、経験を活かす分野で対抗するようにしましょう。
そう考えると、教員なども選択肢の1つとしては面白いかもしれません。

看護師はライセンスの仕事ですので、仕事ができなくなるということはありません。
極端な話を言うと、定年退職後も嘱託社員として勤務することができます。
体が動くうちは仕事ができるということです。

しかし、年収アップをずっと求めていくのは、なかなか難しいものです。
年収面とプライドと体力、このバランスが非常に重要と言えます。
こういったことをトータル的に考えて職場を選択する際に、
当ランキングサイトを活用するという手段があります。

自分が一番分かっている、もう看護師として
30年以上仕事をしているんだから、と思うかもしれませんが、
転職コンサルタントからの客観的なアドバイスによって、
新しい働き方が見いだせるかもしれません。
自分のキャリアをもう1度見直してみましょう。