新人看護師の離職率 年収との関連性はあるの？

新人看護師の離職率は年収と関連があるかどうか気になる方がいると思います。
この問題は全く関係ないとは言えませんが、年収の重要性は低いと言えます。
新人看護師は、そもそも年収を計算したこともないという人が多いと思います。
新人の時は1年間の勤務をしていないので、年収が全く分からないためです。

そして、2年目に関しても、1年目の年収は参考程度にしかなりません。
これは、夜勤に半年間は入っていなかったり、
夏の賞与が満額出ていなかったりするためです。

こういったことを踏まえると、
年収という概念がしっかりと植え付けられるのは、
3年目以降だと考えられます。

新人看護師の離職率は年収よりも研修体制によって改善させることが多いです。
やはり、新人看護師は仕事を覚える、仕事に慣れることで精一杯です。
そして、仕事に慣れることができるようになってくると、
そこから自分が働く仕事環境にも興味が湧くようになるのです。

この時でも、年収に関する興味は薄く、
研修体制やお休み、残業や夜勤、勉強会についてなどが多いです。
プリセプターとの人間関係もありますね。

また、新人看護師の負担となっているものとして、勉強会やレポートなどもあります。
仕事を覚えることで一生懸命な状態で、更に勉強会の準備やレポート提出などが
心の負担となり、離職率が上がっているという病院もあるのです。

経験3年以上の看護師になってくると、確かに年収が離職率に対して
大きな要因になっているかもしれません。
しかし、新人看護師の場合はそうでもないということができます。

新人看護師の離職率を年収アップで低下できるのでしょうか？
今まで述べてきたことを統括すると難しいように思うと思いますが、
年収の中の項目によっては、離職率に効果的なものがあります。

まず、新人看護師は仕事ができません。
よって仕事ができるともられる手当の金額が多くても、
あまりメリットとして捉えることができないのです。

もちろん、向上心の高い看護師であれば、
仕事ができるようになった上での高年収を目指すかもしれませんが、
絶対数でいうと少数派になります。

よって、住宅手当などの、経験や能力に関係なく、
福利厚生的な手当の金額が大きいと、新人看護師の離職率が下がる可能性があります。
新人看護師と経験豊富な看護師とでは、どういった形で年収が高いと
メリットを感じるかが違いますので、その点は注意が必要ですね。

新人看護師の離職率が低い病院の情報などは、
看護師転職サイトを活用すると、簡単に収集できる可能性があります。
多くの病院と取引を行い、内情を知っている転職コンサルタントが多いため、
しっかりとした情報を収集することができます。
新人看護師の離職率はなかなか表に出ていませんので、重宝すると思います。