埼玉病院 看護師の年収はどうなんだろう？

埼玉病院の看護師の年収がどうなのかをお話していきたいと思いますが、
その前に病院の説明を簡単にしておきます。埼玉病院は独立行政法人の病院です。
350床と独立行政法人の病院の中では小規模ですが、
癌の治療や循環器、エイズなど、専門的な治療に力を入れています。

平成22年に新病院となっており、
現在は非常に綺麗な病院で、設備も最先端のものが揃っています。
診療科目は総合病院のようにほぼ全科目揃っていますが、病棟編成を確認すると、
心臓系の循環器と脳系の循環器、そして癌の病棟、成育関係の病棟というものが
メインとなっており、専門分野に特化した病院という認識の方が良いでしょう。

埼玉病院の年収面に関しては、他の独立行政法人とほとんど変わらず、
最初はそれ程高いわけではありませんが、経験加算による年収のアップ率が、
民間の病院よりも大きくなっています。

埼玉病院は看護師の年収以上に魅力的なのが、研修体制が充実していることです。
独立行政法人などの公的な病院では、どこでも充実しているという表記を目にしますが、
埼玉病院には大きな特徴があります。
それは心理カウンセリングを用いた研修体制を構築していることです。

看護師は入職後に様々な要因から精神的につらい状況に陥ってしまうことがあります。
人間関係や仕事の内容などが主な原因です。
気軽に相談できる体制が整っていないことで、傷口が大きくなり、
看護師の早期退職に繋がっているのですが、埼玉病院は心理カウンセリングを導入することで、
看護師のメンタルケアを病院全体でバックアップする体制を持っているのです。

埼玉病院の看護師の年収は、民間病院と比較するとアップしやすくなっています。
それは独立行政法人の経験加算が民間病院と比べると多いためです。

よって、長く勤務すればするほど年収がアップし、
10年以上勤続すれば、民間病院よりも年収がかなり高くなってきます。
20年以上勤務をすると、民間病院の看護部長並みの年収になることもあります。

そして、退職金が国家公務員に準じていることもメリットの1つです。
最近では退職金がどんどん少なくなっている傾向がありますので、
国家公務員並みの退職金ができるとなると、年収以上の魅力があります。

こういったことから、長く勤務をするのであれば、
生涯収入は民間病院と比べると相当な金額の差が出てきます。
循環器系や癌関係の治療に携わっていきたいのであれば、
埼玉病院でずっと勤務を続けるという選択肢もありでしょう。

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転職しない場合であっても、他の病院との比較をすることで、埼玉病院のメリットとデメリットを
把握することができます。情報収集は常に行っていくようにしましょう。