40歳・41歳・42歳・43歳の看護師 年収の格差年代に突入

40歳・41歳・42歳・43歳の看護師は年収の平均値は上昇しています。
平均月給ですと、358,000円と初めて35万円を突破する年代です。
年収で言うと、550万に近づくのではないでしょうか。

しかし、あくまで平均値ということで、この数字にはからくりがあります。
それは、看護師に関しては格差年代に突入する年代であることです。

格差年代というのは、その名の通り年収に格差が広がるということです。
40代に入ると、今までの経験から勤務先にどう見られるかがより重要になってきます。
20代であれば、期待値が多かったのですが、40代になってくると、
この期待値がほとんどない状態になってしまいます。
よって、今どう見られているか、それが評価に直結します。

つまり、転職時には面接でほとんどが決まってしまいます。
面接時の対応の中で、疑問符がつくようなことがあれば、
年収の交渉どころか不採用になるケースも出てきます。

看護師不足の現代においては、誰でも採用されるだろう、
そう思っている方が多いですが、1つだけ採用されない要件があります。
それは、職場の輪を乱す、と思われることです。

そういった印象を持った看護師を採用すると、
採用したことによって退職者が出る危険性があります。
すると、全く補充にならない、逆にマイナスになることがあるためです。

求人側からしても40代の看護師を採用するのは、慎重に行っています。
しかし、スキルが高い方にはきちんとそれなりの評価をする、そういうものです。

40歳・41歳・42歳・43歳の看護師で年収が下がってしまう傾向のある人は、
上記でも少し触れていますが、コミュニケーション能力の低い看護師です。
そして、就職先でトラブルをよく起こしている看護師、ということになります。

実は40歳・41歳・42歳・43歳になると、
そういった要素を持った看護師は顕著に現れます。
つまり、転職するたびに就職先のスタッフと揉めるのです。

そうなると、履歴書の退職理由が全て人間関係となってしまいます。
こういった形になると、年収以前に採用してもらえないことが増えます。
そして、採用してもらえる場合でも、足元を見られます。
安い給与で採用して、続けば儲けもの、そういう意味合いでの採用になっています。

そして、もう1つは自己PRが上手にできない人です。
40代になると、今までの自分のキャリアをPRしないと年収アップに繋がりません。
もちろん、プッシュすれば良いというものではありませんが、
自分のスキルを適正にアピールすることは大切です。

40歳・41歳・42歳・43歳の看護師で年収が上がっていく人の傾向は、
上記の逆と言えますが、まずは職場の模範となれる人である、
ということが重要です。

役職の有無は別として、ベテラン看護師になると、
それだけで周りからの期待値がグッと上がります。
そこで、同僚から一目置かれるような存在になると、自然と年収はアップします。

もう1つは特殊なスキルを取得している、
看護師以外の資格を取得していることが大切です。
認定看護師や内視鏡技師などの資格を取得しておくと、
その道では専門的スキルを持っているという証明になりますので、
高年収に繋がっていくでしょう。

これはプラスアルファですが、
人脈が広ということもプラスに働く可能性があります。
例えば、看護協会などに頻繁に参加する中で、人脈が広がります。
すると、ヘッドハンティングもありますし、推薦してもらえることもあります。

しかし、やはり転職をする際に一番大切なのは、情報収集です。
この情報収集は看護師一個人では限界がありますので、看護師転職サイトを活用します。
すると、必要充分な多くの情報を収集することができますので、
安心して転職活動を行うことができます。